pgrobertのブログ

好きな音楽や美術について。ときどき脱線。

ポルノグラフィティの配信ライブを観た。

〈以下、ネタバレ感想を含みます。〉



「CYBERロマンスポルノ'20 ~REUNION~」、アーカイブ配信で観ました。その配信の期限も切れたので、感想を書きたいなと。

まずはセトリから。

1. アポロ
2. オー!リバル
3. 星球
4. ワンモアタイム
5. 2012Spark
6. リビドー
7. ヴォイス
8. シスター
9. ルーズ
10. カメレオン・レンズ
11. 海月
12. アゲハ蝶
13. Hard Days, Holy Night
14. VS
15. ハネウマライダー
16. 一雫

アンコール
17. REUNION
18. ジレンマ

以下、簡単に感想です。

1. アポロ

出だしから
「僕らが生まれてきて半世紀後の世界 サイバー空間であなたとつながりたい」
……まさか替え歌でくるとは……
大サビ前の恒例の歌詞が変わる部分は
「ラブ・E・メール・フロム……
        会いたかったぞEverybody!」

2. オー!リバル

「3さい」シングルの最終作だからかサイとは切っても切れないこの曲。神vs神ではサイを模したカートに乗りながら歌っていましたが、今回はARでサイが登場。しかも火を噴き出すわ、リアル晴一が顔を踏まれるわ。笑
かと思えば、昭仁と晴一を模した人型ARも登場。たくさんのバーチャル昭仁がスクリーンの中で歩いて、その手前でバーチャル晴一がギターを弾いてたのはPVの再現だったのかな?

3. 星球

曲の雰囲気そのままにものすごい「キラキラ感」。
ARもなんかすごい。(語彙力皆無)


MC。「わしらがポルノグラフィティじゃ!」のくだり。
会場の人たちが笑ったリできないから、滅多に話さないスタッフからMC大変ですよと言われたそうな。笑
「(今日は)つながってつながって一つになって、考えたらネガティブになることをポジティブに変えて、新しいエンターテインメントを作り出す歴史の証人になってくれ!」
とMCが終わり、繰り出されたのは……

4. ワンモアタイム

希望を歌うこの曲。
「明日の行方を遮る〝権力〟達」って歌ってた?
ラストサビ、「心と心が繋がった時に」のところで連打されるドラムがすごく気持ち良かった。
「優しさにぬくもりに/救われて歩き始めた/誰かへ 同じように返したい/忘れたくない」「心と心が繋がった時に/きっと新しい明日の風が吹き/背中を押してくれる」この部分、彼らの気持ちと重なってるのかな?

5. 2012Spark(ver.2020)

ワンモアタイムが終わって間発入れずに始まったこの曲、歌詞がホント今の状況にぴったりすぎる……「襲ってくる刀を避けて『2020』の街に生きる」しかないし、「それでも俺達の場所は『2020』の街にしかない」んだけど、最終的には「俺達の為の時代だと得意げな顔をして言い切ろう」という自己肯定に救われる。しかも「立ち回り入り乱れ食らいつく」のは「BIG / LARGE SPARK」じゃなくて「LITTLE SPARK」なんですよね。すごくミニマルなところでこの状況に立ち向かっていこうという意思表明も刺さる。
そして「気楽なアプリが画面を埋め尽くす」こと2回。笑

そういえば、ワンモアタイムも2012Sparkも、DISPATCHERSの特別配信で昭仁が弾き語ってましたね。

6. リビドー

ここで来るとは思わなかったリビドー!

7. ヴォイス

神vs神ではメドレーの一部だったけど、今回はフルサイズ。
激しい曲が続いたぶん、クールダウン。
「そうさ誰かに逢いいたくて逢いたくて逢いたくて/僕は此処に来たんだ」が彼らの思いとシンクロしてる?


ヴォイスの後のMC、新しいメンバーの紹介の後、この1年3ヶ月一体何をしてた?という話に。晴一はロンドン留学で人気者だった(ロッキンの映像のおかげ、らしい)一方、昭仁もロスに行く予定だったのがキャンセルになったとか。

それを聞いた晴一:
岡野のくせに生意気な
それに対し昭仁:
そんなこと言うたら新藤のくせにロンドンじゃないか

そしてロスに行けなくなってカブトムシを育てることになった、ってそこの因果関係は?笑
で、「僕らも久しぶりにポルノグラフィティとしてREUNIONしているので、色んな曲をREUNIONしたいと思います」と始まったのが……

8. シスター

二人になって(=三人から二人にREUNIONして)最初のシングルを持ってくるというのも、何かの決意のようなものを感じるのは深読みしすぎ?
イントロやアウトロのメロディのアレンジが気持ち良かった。
スクショ忘れちゃったけど、ここでもPVの再現(スクリーンに光の木)をしてましたね。そして地味に隅っこの方で歌詞がローマ字で表示されてました。

9. ルーズ

久々に聞けて嬉しかった。初参戦だったLEMFで聞いた思い出の曲というのもありますが。

10. カメレオン・レンズ

ARの演出がこれまたすごすぎた……縦横無尽に空間に広がる歌詞、歌詞、歌詞。
UNFADEDの時の、イントロで切り替わりながら縦に光が落ちていく演出も好きでしたけど、今回も素敵な演出。

11. 海月

カメレオン・レンズから海月の流れは完全にUNFADED。
これまたARが半端じゃなくて……
「ここにいることだけは 忘れないでと放つ光」これも、彼らの思い?



12. アゲハ蝶

「我々は拍手にも魂を込められるということを再認識した」というMCの晴一の言葉が上手い導入になってて素敵でした。
そしてTwitterで募集したメッセージがそれぞれ蝶になって会場を埋め尽くすという演出……最高か。
「あなたに逢えた それだけでよかった」これまた、彼らの思い?

13. Hard Days, Holy Night

12月のライブといえばこれ!

14. VS

最後に神vs神のロゴを映し出したのは「連続性」の強調かな?
あの時とはまた違って聞こえた。


ここで昭仁のMC。
「1年3ヶ月も表立って活動していないポルノグラフィティ、普通なら見放してもいいはずなのに、今日会場に来てくれてる、配信見てくれてる、本当にありがたい。ポルノグラフィティの歯車を動かしてくれて、そして遠くまで運んでくれるのは君たち、そんな君たちと遠くまで行きたいからこれからもよろしくね」

15. ハネウマライダー

そしてピアノだけのバラード調アレンジでサビのみ昭仁と晴一で歌唱……からのガッツリ歌唱。
バラードのハネウマライダー……その前の話も相まってすごくグッときました。
相変わらずハンドル切るどころか正拳ついてる昭仁。笑
「他の誰かと……いや、この時間を共有しているお前らと! 歯車が噛み合って時間を刻む」
またこれもジーンとくる。

16. 一雫

そしてこの流れで一雫は反則すぎる……そう、「時間は距離じゃない」んだよな……


アンコール
「この1年3ヶ月でネガティブになってしまった人もいるかもしれないけど、今日のこのライブでまた力強い一歩が踏み出せたらいい、そしてそんな思いを込めて作った新曲」
そんな前フリで始まった新曲……

17. REUNION

言葉にならないくらい格好良い……ここに来てこんな曲を作れる彼らは化け物か……リリース予定がないらしいのが本当にもったいない。



そしてメンバー紹介、その後のコメント……
晴一「価値観の変化とかあったと思うけど、今日わかったのは会いたいと思えばどうやってでも会える。これから先もきっとお互いに会いたいと思ったらどこかで会えるはずなのでコロナに負けずやりぬいていきましょう」
昭仁「大変なエンターテインメントの危機の中ですごい気合・気概をもって今日のステージを作り上げてくれたスタッフに大きなエールを!
今日から新しいものを、新しい世界を作り上げていこう、また力強い一歩を踏み出して、これからも頑張っていきたい。ポルノグラフィティ、全盛期はこれからです」

18. ジレンマ

UNFADED、神vs神とラストはライラだったけど、今回ジレンマだったのもREUNIONってことなのかな?
上着が脱げなくてスタッフに手伝ってもらった昭仁、可愛すぎか。笑


最後の恒例生声挨拶。
晴一「今日は会えて嬉しかった」
昭仁「今日はホンマに会えて嬉しかった。そしてまた会おう」


昭仁は「1年3ヶ月表立って活動していない」と言うけど、DISPATCHERSの配信とかあったし、カフェイレでの二人の共演もあったし、「待たされた感」はあまりなかったような気がします。
そしてとにかくファンに感謝を伝え「会えて嬉しかった」の連呼、演奏中のとても嬉しそうな顔……神vs神の感想でも書きましたが、そうやってファンを大切にしてくれる彼らに改めて惚れ直した次第です。