pgrobertのブログ

好きな音楽や美術について。ときどき脱線。

クリス・デ・バー「A Spaceman Came Travelling」を和訳。

昨日でGWも終わり、今日からまた仕事が再開しました。

もちろん、きちんとステイホームしていたので、久々に読書に割く時間が多く、自分としてはかなり有意義でした。


さて、そんな中、死海文書なんかが出てくるとある本に
「キリストは宇宙からの使者だった」
「東方三博士を導いたベツレヘムの星は宇宙船だった」
という記述がありました(要約)。

この内容自体の是非は置いておいて、この部分を読んだ時によぎったのが、今回紹介する曲、Chris de Burghの"A Spaceman Came Travelling"です。


youtu.be


以下、和訳。

A spaceman came travelling on his ship from afar,
'Twas light years of time since his mission did start,
And over a village he halted his craft,
And it hung in the sky like a star, just like a star

宇宙人が宇宙船に乗って遠くから旅に来た
彼の任務が始まって以来何光年もの時間が経っていた
ある村を越えて 彼は船を停めた
それは星のように空にかかっていた、ちょうど星のように……

He followed a light and came down to a shed,
Where a mother and child were lying there on a bed,
A bright light of silver shone round his head,
And he had the face of an angel, and they were afraid

彼は光に従い小屋まで下りていった
母親と子どもがそこではベッドで横になっていた
銀色の明るい光が彼の頭の周りを照らした
そして彼は天使の顔を身につけた、彼らは怖がった……

Then the stranger spoke, he said "Do not fear,
I come from a planet a long way from here,
And I bring a message for mankind to hear, "
And suddenly the sweetest music filled the air

そうしたらその見知らぬ人は口を開いた 彼が言うには「恐れることはない
私ははるばる惑星からやってきた
人類に聞かせるメッセージを持ってきたのだ」
そして突然甘美な調べが空を満たした

And it went La La
Peace and goodwill to all men, and love for the child

こんな感じで ラララ
平和と善意を全ての人々に、そして子どもには愛を

This lovely music went trembling through the ground,
And many were wakened on hearing that sound,
And travellers on the road, the village they found,
By the light of that ship in the sky, which shone all round

この素敵な調べは地上をあまねく震わせていった
たくさんの人がその音を聞いて目を覚ました
そして道中の旅人たちは 村を見つけた
辺りを照らす、上空のあの船の光に導かれて

And just before dawn at the paling of the sky,
The stranger returned and said "Now I must fly,
When two thousand years of your time has gone by,
This song will begin once again, to a baby's cry"

空が白み始める少し前
その見知らぬ人が戻ってきて言った「もう行かなくては
2000年の時が過ぎ去った時に
この歌はもう一度流れ始めるだろう、赤ん坊の泣き声に合わせて……」

And it went La La
This song will begin once again
To a baby's cry

こんな風に ラララ
この歌はもう一度流れ始めるだろう
赤ん坊の泣き声に合わせて

And it goes La La
Peace and goodwill to all men, and love for the child

こんな感じで ラララ
平和と善意を全ての人々に、そして子どもには愛を

Oh the whole world is waiting, waiting to hear the song again,
There are thousands standing on the edge of the world,
And a star is moving somewhere, the time is nearly here,
This song will begin once again, to a baby's cry

全世界が待っている、もう一度その歌を聞くのを待ち望んでいる
世界の果てで立っている何千もの人々
星はどこかへと動いていて、その時はそこまで来ている
この歌はもう一度流れ始めるだろう、赤ん坊の泣き声に合わせて


さて、この曲についてChris de Burgh本人の弁(The stories of the Christmas hits - BBC Newsより引用)。

It made me think, what if the star of Bethlehem was a space craft and what if there is a benevolent being or entity in the universe keeping an eye on the world and our foolish things that we do to each other?

(ある本を読んで)考えた、もしベツレヘムの星が宇宙船だったら?もし慈悲深い何らかの存在があって、世界や僕らがお互いにやってる愚かなことを見張ってるとしたら?ってね。


なんという(例の本との)一致。
ちなみにこの曲、クリスマスソングとして親しまれているので今回取り上げるには思いっきり時期外れですが、そこはご愛嬌ということで。笑


ところで……

我ながら、5日間でよく読んだなと思います……。