pgrobertのブログ

好きな音楽や美術について。ときどき脱線。

ロマポルが終わった今、思うこと。

ポルノグラフィティの成人を祝う祭典「NIPPONロマンスポルノ'19 神vs神」。ライブ自体の感想は既に公開しましたが、ここではライブが終わった今思うことを色々書いていきたいと思います。

↓ライブの感想
pgrobert.hatenablog.com


そもそも自分がポルノグラフィティを「知る」きっかけになったのは有線で聴いた「サウダージ」でした。当時まだ小学校低学年ながらすごく衝撃を受けたのを覚えています。
でも小学校の同級生で知ってる人は全然いなくて、寂しかった記憶があります。2000年が終わるとき、放送委員会が「2000年の曲といえば?」ってアンケートを取ったらほとんどみんな「TSUNAMI」って書くような感じだったし。
だからその年の紅白に出たのは本当に嬉しかった。
2002年には「Mugen」のおかげで我が小学校での知名度もだいぶ上がりました。(笑)

本格的に聞くようになったのは高校生になってから。BookOffで中古のCDを買って聴いてました。「foo?」を初めて聴いた時「空想科学少年」に受けた衝撃は未だに覚えてます。でもよく聴いてたのは「WORLDILLIA」。
初めて買った新譜は「Love too, Death too」。トランプ付きの初回限定盤を購入しました。
そしてどれだけ背中を押されてきたか分からないくらい背中を押されてきました。例えば浪人してたときがちょうど「∠TRIGGER」のリリース後。「MONSTER」に「まさに自分のことだ!」と「期待外れの自分に おさらば」しなきゃ!と勉強に励みました。笑
社会人になってからは研修が上手くいかないと「むかいあわせ」で優しく心を癒してもらいました。

音源はそうやって随分聴いてきましたが、ライブに行くようになったのはかなり遅く、大学3年生の時。大学の一つ下の後輩が取ったチケットで行ったLove・E・Mail・From・1999の横浜アリーナ公演2日目が初めての生ポルノグラフィティでした。
それ以降、

惑ワ不ノ森(横浜スタジアム公演2日目)
The dice are cast(大阪城ホール公演1日目)
THE WAY(横浜スタジアム公演2日目)
BUTTERFLY EFFECT(川崎公演)
UNFADED(静岡公演2日目、カウントダウン@大阪城ホール)

そして今回の神vs神の2日目と、毎年ライブには足を運んでいます。
ライブに行くたび、意外な選曲だったり演出効果だったり、毎回何かしら驚かされることがあります。だからたぶん、足を運び続けるんでしょう。
例えば、
LEMF→「瞬く星の下で」アコースティックアレンジ
惑ワ不→7曲メドレーにしれっと入ってた「Sheep」
ダイキャス→大胆なアレンジの「瞳の奥をのぞかせて
THE WAY→特別な歌詞の加わった「THE DAY」
BE→映像作っちゃった「君の愛読書がケルアックだった件」
UNFADED→「カメレオン・レンズ」の光の演出
もちろんそれぞれのライブで他に印象に残っていることはありますが、とりあえずこんな感じに印象に残ってますよ、というお話でした。



さて、そんなライブなのですが、先日の「神vs神」のセットリストに関して色んな意見があるようで。
確かにもっとマイナーなアルバム曲とかカップリング曲とか聴きたかった気持ちは自分もあります……が、「20周年のお祝い」ということを考えれば「グレイテスト・ヒッツ」的なセットリストになるのはむしろ当然のことなんではないかと思うのです。
もちろん、ツアーだけじゃなくってフェスや単発ライブ(しまなみロマンスポルノとか)に足を運んでる人からすれば、「この間もそれ聴いたから別の曲!」となる気持ちも分かります。でも、「いい曲」は何回聴いたって「いい曲」じゃないですか。「また聴けて嬉しい!」ってなりません?
そういう人たちは、それこそ「ハネウマライダー」も「Century Lovers (Before Century)」もほぼ毎回やってるけど、それはどうなんでしょう?

「神セトリ」というフレーズから、マイナー曲中心に「これぞポルノグラフィティ!」っていうのを見せつける、そんな「神vs神」を想像したくなるのは間違いない。自分がそうでしたから。「空想科学少年!うたかた!AGAIN!」……みたいな。笑
でも、あれだけシングルメインで構成されるセトリっていうのもあまりないし、そういった意味では間違いなく「神セトリ」だと思います。シングルメインでもあれだけ盛り上がりがすごいって意味で。


そんなわけでちょっと感じてたモヤモヤを言語化してみました。納得いかないという意思表示は大事だけどそれが「批判」ならぬ「否定」になるのはどうなんだろう?と、最後に自戒を込めて……