pgrobertのブログ

好きな音楽や美術について。ときどき脱線。

ポルノグラフィティのライブに行った。【9月8日東京ドーム公演】

〈以下、ネタバレ感想を含みます。〉


観に行きました「20th Anniversary Special LIVE “NIPPONロマンスポルノ'19〜神vs神〜”」の2日目公演。「神」の名に恥じない物凄く濃い3時間半。未だに興奮冷めやらぬ……という状態です。丸一日経ってるのに。(笑)

まずはセトリから。

1. プッシュプレイ
2. Mugen
3. THE DAY
4. ミュージック・アワー~マシンガントーク~ヴォイス~狼~ミュージック・アワー(メドレー)
5. アポロ
6. n.t.
7. Twilight,トワイライト
8. Theme of "74ers"
9. 瞳の奥をのぞかせて
10. ウェンディの薄い文字
11. リンク
12. サウダージ
13. ブレス
14. 愛が呼ぶほうへ
15. Zombies are standing out
16. サボテン
17. ヒトリノ夜
18. 瞬く星の下で
19. ハネウマライダー
20. アゲハ蝶
21. VS

アンコール
22. オー!リバル
23. Before Century~Century Lovers
24. ライラ


以下、印象に残っているところを振り返っていきます。MCでの言葉はこんなニュアンスだったなあという感じです。

1. プッシュプレイ
今回ライブをするならこの曲で始まるしかないだろう、という最高のスタート。昭仁と晴一は中央ステージにてパフォーマンス。

2. Mugen
メインステージに移動しながらコーラスを煽る昭仁。ドラムの「ズンズンチャ」はWe Will Rock Youっぽくもあり、煽る昭仁はさながら"Ay-oh"で煽る(ライブエイドの)フレディのようでもあり。元々ワールドカップのテーマ曲(@NHK)だったこともあり、改めて曲のアンセムっぷりを見せつけられました。

3. THE DAY
間奏の暴れるようなギターに呼応するような昭仁の高音シャウト連発。前も思いましたがどっからあんな声出てるの!?

ここで一度MC。スペシャルゲストとして招き入れられたのはなんと本間さん!
ポルノの初ライブがLove・E・Mail・From・1999の横浜アリーナ公演だった自分は演奏してる本間さんが見れられたことがかなり感涙ものでした……が、それを越える衝撃がこの後あるとは思いもよらず……

4. ミュージック・アワー~マシンガントーク~ヴォイス~狼~ミュージック・アワー(メドレー)
で、そんな本間さんと披露されたメドレー。狼とはまた……
狼の後で2番サビ最後の「ミュージック・アワー」からのギターソロでそのままミュージック・アワーでメドレーが終わるっていう演出も面白かった。

ここでMC。本間さんと20年前を振り返る回。
下北沢のライブハウスで見た時に「華があるなあ」と思った本間さんは慧眼だったのではなかろうか。
本間さんの「アポロ作ったときのことは凄くよく覚えてて、あれは2000年の……」に昭仁・晴一「1999年ですよ!今日20周年ってここにいるんですから!」って速攻突っ込んでたのはおかしかった。天然が出る本間さん。(笑)
「ポルノから離れたいって話をされたとき(昭仁:わがままを聞いていただきありがとうございました)、家に帰ったら何だか泣けてきちゃって」は意外だったなあ……
そして「20年やってても『ここまで上手くいった!』って曲は少ないけど、これは上手くハマった」と、デビュー曲を披露……のはずが、歌い出しを歌ったところで本間さんのピアノの音が入っておらず、仕切り直しに。(笑)

5. アポロ
それにしてもこの曲20年前って全く信じられない。

6. n.t. 7. Twilight,トワイライト
これまたコアな曲持ってきたなあ……と思わずにはいられない選曲。

8. Theme of "74ers"
Twilight, トワイライトから続くように晴一のギターで奏でられたTheme of "74ers"。バックのスクリーンにはかつての彼らの映像がモノクロ調で……

9. 瞳の奥をのぞかせて
例の「鳥のさえずり」から、もはや定番の昭仁の弾き語りコーナー。中央ステージに移動しての披露。
「さっきの本間さんとの話じゃないけど、NAOTOと『これはきたね』みたいに話しながら出来上がった曲」と言って演奏スタート。
で、一番サビの途中で悲鳴にも近い歓声が上がったからどうした?って思ってたら金髪のヴァオリン持った方が見えて納得。まさかNAOTOさんが出てくるなんて……もしかして演奏前の話はこの前フリだったのか!?
演奏始めた瞬間にこの日一番じゃないかってくらいの歓声が上がったのも当然かな、なんて。ポルノファンみんな、NAOTOさんを待ってた(はずです)から。

10. ウェンディの薄い文字
瞳の奥が終わって暗転したら再び「鳥のさえずり」が聞こえて、今度は晴一のソロコーナー。

11. リンク
ここから本編ラストまで、ほとんどの曲でNAOTO stringsが参加。なんて贅沢な……

12. サウダージ
「皆さんにも馴染みの深い2000年のあの曲をNAOTO stringsとの特別バージョンでやります」と始めようとしたものの晴一のギターチューニングが終わっておらず、MCを続ける昭仁。
その時「スペイン語で『情熱』という意味の……」と言ったもんだから晴一に指差されて笑われる羽目に。ある意味とばっちり。(苦笑)

13. ブレス
実はあんまり好きじゃないんですけど、それでも最後のコーラスの一体感は格別ですね。

14. 愛が呼ぶほうへ
ああ、ずるい、ずるすぎる……

15. Zombies are standing out
「2018年にこの曲をリリースして、僕らの新機軸になったと思います」というMCの言葉通り、EDMとロックの融合みたいな感じのこの曲、本当に格好良い……

16. サボテン
スクリーンに映る雨の映像が曲の雰囲気にも合っててかなり見入ってました。

17. ヒトリノ夜 18. 瞬く星の下で
この辺り、シングル曲ながらあまりライブで聴く機会もないからめちゃくちゃ嬉しかった。

19. ハネウマライダー
2番サビでもはやハンドル切らずにカメラに向かって正拳を突き続ける昭仁が面白かった。(笑)

20. アゲハ蝶
コーラスのラララを歌う観客の姿を後ろの中央スクリーンで見てる時の晴一の表情が本当に嬉しそうで嬉しそうで……

21. VS
やっぱりシメはこの曲だよね!
と思ってたら、最後に「あのロッカー まだ闘ってっかな?」とプッシュプレイをワンフレーズ。何かのインタビューでも言ってたけどやっぱりVSはプッシュプレイのアンサー的曲なんだなと改めて。中央ステージに二人が戻ってきたのも含めて、ライブの最初にループして戻ってきた感じの演出?
「そうか あの日の僕は今日を見ていたのかな」の「今日」って、東京ドームで二人が見ていた光景だったとしたらその一部に自分がなれたことが凄く嬉しい。
ところで昭仁が着てた「Beautiful Losers」ってTシャツ、"Come on loser"と引っかかってるのかな?

アンコール
22. オー!リバル
福山雅治のくだりは晴一お茶目すぎか。(笑)
バズーカが何発か放たれ、若干それに気を取られてしまいました。(苦笑)
うねりのような「オーレオーレオー」はすごかった……

23. Before Century~Century Lovers
Before Centuryのときに「昔の煽りもやってみよう」と「Everybody!みんなで!声出せ!」ってやったものの「ださいじゃろ?でも当時はこれで行けると思ったんよ……」ってうなだれる感じに。でもあの煽り、何でちょっと声高めだったの?(笑)

曲終了後はメンバー紹介。
「(みんなのエネルギーがすごくて)台風はここに向かってる」という須永さん。
「(UNFADEDに参加するまでは)人生の終活を考えてたけど、音楽続けてきてよかった」という皆川さん。
「テンション高過ぎず低過ぎず20年一緒にやってきましたが、30周年もぜひここで」というnang-chang。
「自分は(ドラムで)動けないから今までずっと後ろで見てきたけど、今日は・・・すごく感動した」と声を詰まらせる真助さん。
「一緒に仕事することは減ったけど、心はずっとポルノチームの一員です」というNAOTOさん。
「時には休んで、30年40年と続けていってください」という本間さん。
皆さんのコメントがすごく温かくて、なんかもう訳分からない感情になってたけど、

「自分の中では因島で文化祭やった時まで今までずっと地続きになってて、だから惰性でやったら『青春』を穢すことになるから、心から楽しめてるか心に問いかけながら続けていきたい」という晴一に
「自分はけっこう現実的で冷めてるところがあって、今日のライブもどんな感じになるんだろうってずっと自分の中で思い描いてきたけど、さっきの真助じゃないけど……今日はキた」という昭仁。

もうさ、この人たち何なの?本当にどれだけすごいの?
思えば歌いながら「今日は本当にみんな凄いね!」「みんなが誇らしいです!」「ここまで連れてきてくれてありがとう!」なんて言える昭仁のファンを物凄く大事にするところ、そういうところにも惹かれてファンなんだってことに思い至りました。

24. ライラ
NAOTO stringsのソロで運命は迫力がとんでもなかった。
晴一ソロのultra soulはもう定番ですね。(笑)
「歩き疲れたら 帰っておいで」そんな場所になってたあの空間は凄い。
中間部の語りで晴一が「僕たちは何か与えられたでしょうか?何か受け取ってもらえたでしょうか?幸せを届けられてるでしょうか?」。当然ですよ!

演奏終了後、サポートメンバーもはけたところでスクリーンには「祝20周年」の文字が。そして東京ドームのビールの売り子さんが登場し、はなむけが流れる中乾杯!
……が、一気飲みができず盛大に吐き出す昭仁と晴一。(笑)
ジョッキに少し中身が残った状態で二人ともステージ上に座り改めて乾杯。このシーンもグッときたなあ……で、晴一が残したビールは結局どうなったんだろう?(笑)



ちなみに今回のライブ、初めて父と行きました。
綺麗に揃う手拍子や腕の振り、ミュージック・アワーの変な踊りなどなどに「宗教みたいでちょっと怖い」と言われた(苦笑)ものの、「半分くらい知ってる曲だったから楽しかった」と言ってたので良かったかなあ。隣でちょくちょく揺れてノってるのも伝わってきたし。あと、ビッグエッグのくだりは「今の子たちは知らないよねー」と言いながら笑ってました。(笑)


とにもかくにも、ライブに行くたび、新曲を聞くたびに「ポルノグラフィティのファンでよかった」と思う私ですが、今回のライブでその思いは一層強くなりました。
これからもよろしくお願いします!